「魂の退社」は、誰が読むべきか?

今週のお題「読書の秋」

そういえば、前回の投稿で100記事目でした。

だらだら休み休みやってきたこのブログ。ちょっと自分をホメてあげたい。。

(別に続けてて何がいい、っていうわけでもないんですけど)



ひさしぶりにおすすめ本でも


ちょっと前まで「通勤本」を紹介していたのですが、

通勤しなくなったので(笑)、ただの本の紹介です。



今さらかよって感じですが、稲垣えみ子さんの『魂の退社』。

稲垣さんのことは、メディアにたくさん出ていらっしゃるので説明不要かと思います。。

この辺は読んでいたのですが、







なぜか一番有名な本を読んでいなかったという。



退社しない人にも読んでほしい、とかあたり前すぎて言うつもりはない


f:id:ame626:20181126091226j:plain

タイトルだけ見ると

本当にここは自分のいるべき場所なんだろうか…

と迷っている会社員の皆さんが読んでしまいそうなのですが、

(ていうかむしろ読めばなにか発見は必ずあると思います)

ただ新しいスタートをきりたい方が背中を押してもらうために読む

というのとはちょっと違うと思っています。



この本で扱っていることって、会社を辞めることは

ひとつのわかりやすい表面的なトピックスであって、

このままなんにも自分のあたまで考えないで、

誰かが用意した世界の”受け手”であっていいの?

という疑問の投げかけなのではないかと思うのです。



知られているように、稲垣さんは

朝日新聞の記者というキャリアを捨て、

電気をほぼ使わない生活をされています。

衣食住を「現代の便利」から切り離した生活。



「みんなそうだから」と(いや、それすらも考えることなく)

使いきれないほどの機能満載の電化製品にとびついて、

効いているかもわからない高いコスメでなんか満足して。

その先に何があるんだ…そこに人の意志ってあるのか?という。



もはや会社がどうとかではなく、組織に属していない人も

すべての人に「世の中に振りまわされて疲れてませんか」

って、ちょっと立ち止まるきっかけをつくってくれる本だと思います。



本には、会社を辞め節電生活をしていくことを

「チューブを外していく行為だった」と書かれています。
(カラダに栄養を与えてくれる管がつながれているようなイメージで)

じつはわたしも色々な意味でチューブを外しているところ。

それがどこまで自分の生活のなかで可能なのか、日々挑戦ですね。



コメント